大手メーカーの家も、建築家の家も、建てるのは工務店です。
どんな家も最後に仕上げるのは大工などの職人です。メーカーの施工をするのも、建築家のデザインを実物にするのも工務店です。たとえば、あなたが自分で設計図が引けるとしたら、あとは信頼できる工務店に頼むだけでイメージ通りの家が建てられるのです。 |
|
工務店に頼めば規格にとらわれない思い通りの家ができます。
住宅メーカーの家は大量生産でコストを抑えた規格品が中心です。土地の形が合わない、部分変更したいなどの場合はなかなか融通がききません。この点、工務店は柔軟です。 設計者と直接やりとりして納得のゆく家ができます |
|
建築士資格の「一級」と「二級」は腕の違いではありません。
建築士の資格は扱う建物の規模で、3つに分かれています。 一級建築士は大規模ビルまで、 二級建築士は一般住宅まで、木造建築士は木造家屋まで。 クルマでいえば、普通免許と大型免許の違いです。決して 「腕前」の違いではありません。 |
|
建築家のデザインする家。
建築家は、新しい生き方を住宅で表現するのが仕事です。だからこそ先鋭的なデザインの家に住むには何かを犠牲にする覚悟も必要です。家全体を開放的なワンルームに仕立てれば、ひとりひとりのプライバシーは制限されます。大胆な採光をねらって巨大な窓や吹抜けを多用すれば、暖房効率や構造補強のコストが犠牲になります。格好はいいけれど、住むには覚悟がいるなという家を、私たちもたくさん見てきました。 |
|
大工という職人集団、それが工務店です。
大工は人間の職業のなかでももっとも歴史の古い部類でしょう。その土地の気候や風土から生まれた知恵や技術を代々受け継いできた技術者。材料の特性を肌で知り、自然の摂理をもとに加工して組み上げる。そんな職人の集団が工務店です。メーカーの下請け専門の工務店もあれば、建築家と組んだり、私たちのように独立して住宅を手がける工務店もあります。 |
|
健康や安全を犠牲にした家は、建てない。
予算、広さ、立地。なんの制約もなく思い通りに家を建てられる人は稀です。どうしても何かが犠牲になります。何を選んで何かを諦めるか。それを決めるのは、大げさに言えばその人の人生観です。価値観はそれぞれですが、家のために犠牲となるのが住む家族の安全や健康だったとしたら。それはもう「家」とは呼べないと思うのです。 |
|